[結果発表]第2回「春にして君を想う」[詩の投稿コンテスト]

詩の投稿イベント第2回春にして君を想う

詩の投稿コンテスト第2回「春にして君を想う」へ、たくさんのご応募ありがとうございました!

135篇もの作品が集まり、感謝の気持ちでいっぱいです。

イベント開催中は、日々応募される作品の数々に、感嘆したり、切なくなったりと、充実した日々を過ごすことができました。

さっそく、受賞作品を見ていきましょう!ここでこうしてみなさまの素敵な作品を紹介できることを、とてもしあわせに思います。


🏆大賞(賞金3万円+選評)


🏅繊月様
Twitter: @xu4skUNhH95HZ61


催花雨促されるように
開く蕾の恋の揺らめき
落ちる落ちる
懺悔の記憶
後悔の涙
若芽がそよぎ騒めいて
咲かせた恋を
花が薫ると思い出すのです
幼い想いに傷つけた
一番大切なはずの笑顔を
散り急ぐように終わった恋を

繊月
・選評
春の花を咲かせるために咲く催花雨。懺悔や後悔は雨に打たれて落ちていき、花を咲かせます。けれど、それは既に終わった恋。一番大切だった笑顔も、散り急ぐように終わってゆき…幼い記憶をたどるような儚さが、詩から伝わってきます。(菅原逢生)

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🏆準大賞(賞金2万円+選評)


🏅逢天様
Twitter: @nate_999ss


柔らかな季節は
暖かさを届けてくれる

爽やかな風が
僕の心を通り抜ける

ぽっかりと空いた
大きな穴を
優しく埋めようと
してくれる

僕は
立ち上がる

忘れることのない
かけがえのない宝物を
心の奥底に
そっとしまい込んで

前へ進む

逢天
・選評
「僕」の心に空いた大きな穴。そこには、柔らかな季節の暖かさを届けてくれる風が吹いてきます。心の中の何かが失われても、立ち上がろうとする気持ち、忘れられない大切な宝物を胸に前へ進もうとする詩に、切ない気持ちになります。(菅原逢生)

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🏆入賞(賞金2千円+選評)


🏅滴様
Twitter: @vxq_en


春にして君を想う

君は
何を想い 何を見て
何を感じていますか

君の春は
どんな景色で どんな薫りで
どんな声が音が聴こえていますか

春色の君は
どんな姿で何処にいますか

・選評
何を想い、何を見て、何を感じているか、「君」に対しての問いかけから詩は始まります。しかし、詩の最後では、「君」はどこか遠くにいて、もう手の届かない存在だということが明かされる…届くことのない声が溶ける春を描いた美しい作品です。(菅原逢生)

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🏅ヘリオライト涼華様
Twitter: @Kotoba_Izumi28


幾つかの春が過ぎ
貴方の歳を
追い越した
相変わらず
不器用な生き方
貴方譲りだ
元気にしているだろうか
暖かな陽ざしを
見上げて想う
心配しないで、と

ヘリオライト涼華
・選評
春の訪れ、暖かな日差しに「心配しないで」とつぶやくために、いくつの春が過ぎ去ったのでしょうか。何度春が過ぎ去っても、「貴方」はあの時のまま、心に残り続ける…不器用な生き方を通して、2人の関係が深まっていく様子に、感動します。(菅原逢生)

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🏅七瀬 錨 (Ikari Nanase)様
Twitter: @negaihaasukanau


散りゆく春に君を想う

夏に移り気な心
許してくれるかな

この季節は寂しくて

出会いと別れの

別れが寂しくて

沢山のさよならが

僕を弱くした

無くしたありがとう

ポケットを探したら

桜の花弁が

入っていた

まるで桃色の涙のよう

七瀬 錨 (Ikari Nanase)
・選評
たくさんのさよならに、弱くなる心。春という季節の「別れ」の寂しさに、夏への憧れをひとりごちる時。ポケットを探すと、桜の花弁を見つかり、そしてそれは、「桃色の涙」に例えられる…全体に深い普遍性がある、心に残る詩です。(菅原逢生)

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🏅櫻花 葵様
Twitter: @ohkaaoi1920


春の夜に
月は満ちけり

星たちは
眩いひかり

恥じらいて
身を隠してる

漂いし
雲は光を

吸い込んで
影を吐き出し
旅を続ける

美しき
景色の中に
君はいるかな

影の中
覗き込めば
愛もあるかな

櫻花 葵
・選評
春の夜に満ちる月、光を吸い込み旅を続ける雲…優れた情景描写が、息をのむような美しい詩になっています。そして、その景色のどこかに「君」の存在を探してしまう…「愛」の存在を確認したくなる…人の弱さや強さが伝わってきます。(菅原逢生)

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🏅わか様
Twitter: @1975_kaz


春に出会い
春に消えた君

巡り巡り桜は咲けども
愛しい姿は二度と
瞳に映らない

想いが募るほど
僕は春を嫌いになる

わか
・選評
春に出会い、春に消えた愛しい人への想い、その想いの深さが、この詩の深さにつながっています。幾度となく春を繰り返しても、もうその姿さえ見つけられない事実に、「僕は春を嫌いになる」という一文が胸を刺す、一滴の涙のような作品です。(菅原逢生)

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🏅特別養護老人ホーム桃の木様
Twitter: @momonoki1630


春だから君を想う
春なのに君を想う
春にこそ君を想う
春にして君を想う
君といた季節だから
君と別れた季節だから
忘れられぬひとだから
忘れようとしたひとだから

特別養護老人ホーム桃の木
・選評
春の訪れと共に、たくさんの想いが溢れ出す様子、そしてそれは「君」といた季節だからということ、「君」と別れた季節だからということ、忘れられない・忘れようとしたひとだからということが明かされるとき、胸にある悲しみに気づきます。(菅原逢生)

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🏅愛叶夢(Atom)様
Twitter: @Atom_aiai




浮浪て二人ちぎれ雲
春の宵なら月さえ朧

独り歩きの帰り路に
悪戯な風は頬を刺す

寂しくはなかろうか
冷たくはなかろうか

するりと抜けた掌に
心が灼けて、君想ふ

愛叶夢(Atom)
・選評
月さえもはっきり見えない春の夜の近く、二人から一人になる帰り路。ちぎれ雲となり離れていった相手を思いやるやさしさたちは、行き場なく漂います。手を離した時、灼ける心が「君」を想わせる…完成された詩に感嘆します。(菅原逢生)

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次回予告


今回は、たくさんの応募作品の中から9作品を選ばせていただきました!ご応募いただいた皆さま、改めてありがとうございます!

とはいえ、作品に優劣をつけるのは胸が痛みます。この作品も紹介したかった…この作品はこういうところがよかった…など、たくさんの心残りがあることも事実です。

もっとたくさんの素晴らしい詩をたくさんの人に知ってもらいたい!ということで、もちろん第3回も開催いたします!

次回、詩の投稿コンテスト第3回のテーマは「夏の終わり」です!開催予定日は2021年7月7日(水)を予定しております。

今後とも一かけらの今を、何卒よろしくお願い申し上げます!


次回もぜひご参加くださいね!

一かけらの今

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あなたに告白するのは きっと 恋の終わり あなたをあきらめることは きっと 恋の始まり 思い出だけ それでいいの いつかは今が コワくなるから

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うれしいって本当は、悲しくてつらいこと

かなしいって本当は、やさしくてあたたかい

小さなバラの雨が、今日も明日も降って

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