本当に最後まで好きだった。
恋愛詩
本当に最後まで好きだった。
消しゴムを忘れたから、
この文字は消せなかった。
まだ夜は続いてるのに、
あの子はずっと朝だった。
眠らない羊を数えても、
眠れるはずがなかった。
オレンジ色のバラが、
三輪だけ咲いていた。
夜の中で、
それだけが、
朝日みたいに光っていた。
いや、光っていたのは水滴だった。
水の分子と花弁の繊維は、
交わるはずがなかった。
夜に存在する水分は、
少し塩からい×××だけだった。
だから、
ばいばいだった。
明るいどこかに向かって
爽やかな風と一緒に歩いていく
あの子の背中に言ったのは、
ばいばいだった。
だけど、
やっぱり、
まだ、
朝になりたいと
願っていた。
バラが、
食べおわらないんだ。
- 掲載されている作品の著作権は 見沼夜来 様に帰属します。
ここにあるのは「恋愛詩」です。
「答え」は、あなたの心の中にあります。
あなたと同じ迷いを迷い、
あなたと同じ喜びを喜ぶ。
あなたの心にある「やさしさ」に、
小さな言葉が届きますように。
あなたも恋愛詩を投稿してみませんか?
恋愛詩メディア「一かけらの今」では、恋愛詩の投稿イベント「彼と彼女のソネット」を開催しております。選出された恋愛詩の作者さまに、Amazonギフト券をプレゼントしております。是非お気軽にご参加くださいね。...
- 選出された恋愛詩に500円のAmazonギフト券をプレゼント
- 当サイトにて掲載(著作権はご投稿者様に帰属します)
- 回数・その他の基準に従い、年に1回、ステージごとに賞金を付与
- 「たましいのこと」を見つけた方に、3段階の賞金を付与