抱き寄せられている腕の中で、
ふいにひとりになる瞬間がある。
愛されているのに寂しい。
そんな逆説を
そのまま差し出した恋の詩を、
読み解いてみたい。
à partir du 11 octobre 2026
一かけらの今 a l’honneur de soutenir
愛されれば愛されるほど

いくら手を重ねても
強く抱き寄せられても
心のどこかで
寂しさが居座っている
そばにいればいるほど
愛されれば愛されるほど
寂しさがこみ上げてくる
Poetry by ある光
そこには、最後まで埋まらない隔たりが残る
「愛されれば愛されるほど」
と題されたこの詩の彼女は、
愛されていないわけではない。
手を重ね、
強く抱き寄せられても、
心のどこかで寂しさが居座っている。
追い出そうとしても出ていかない、
客ではなく住人のような寂しさ
なのだと思う。
アメリカの精神科医、
アーヴィン・ヤーロムは、
人と人との間に残る距離を、
こう書き表している。
« …there remains a final, unbridgeable gap. »
—そこには、最後まで埋まらない隔たりが残る。
愛されるほどに寂しくなるのは、
愛が足りないからではなく、
愛が深まるほど、
埋まらない部分の輪郭が
見えてくるからなのかもしれない。
Ebba Forsbergの「Lost Count」を聴きながら、
レモンが香るマザグランを一口。
隔たりをなくそうとせず、
隔たりごと、
そっと慈しんであげたい。
愛されれば愛されるほど | 手を重ねても消えない寂しさに、居場所をひとつ。ヤーロムの「埋まら...
悲しい小鳥|愛していたのは、強さではなく、あなたの中の小さな悲しみだった。ユングの「影」...
a long waltz
#好きな人の好きな人になりたい ふと流れてきたSNSの写真。友達と笑い合うその笑顔をただ見るだけで、浮かない曇り空にも光を見つけて、小さな明日を見つけることができる。不思議だけど、当然のようにそれはある。
零れる涙
#片思いが苦しい時 もし好きの気持ちが好きの気持ちと重なりあったら、今より空に近付けるのに。叶わない夢だと自分に言い聞かせることもあるけれど、自分の気持ちに嘘をついているようで苦しい。
風に隠す
#片思いが苦しい時 こんなにも小さな希望、こんなにもささやかな光、心に抱きながら歩くために、どれだけ遠くまで歩いたのだろう。もし神様がいるのなら、どうか答えを教えてほしい。うつむくことしかできなかったとしても。
春終わり
#好きな人の好きな人になりたい この恋に“幸せな結末”の予感があるなら、きっと同じ未来を歩いてけると思う。名前のない道端に咲く花のように、それは小さく頼りないものかもしれないけれど、この瞬間にしか感じられない幸せがあるから。
冬がくる前に
#両思い切符に涙が落ちる 君への両思い切符を手に入れて、どこへでも行けるような気持ちになった。それなのに、心の距離を想う度、胸が騒ぐ。この恋が完璧なものかは分からないけれど、涙が落ちることもあるんだって、わかったよ。
The End
#好きな人の好きな人になりたい この恋に“幸せな結末”の予感があるなら、きっと同じ未来を歩いてけると思う。名前のない道端に咲く花のように、それは小さく頼りないものかもしれないけれど、この瞬間にしか感じられない幸せがあるから。
彼と彼女のソネット|あなたの恋愛詩が誰かの光になる
別れの言葉
#好きな人を忘れる方法がない 見上げた空は、いつもより遠く、儚い青が、胸を締め付ける。どれだけ想っても、叶わないことがあるなんて、知ってる。ただ、好きな人を忘れる方法があるなら、誰か教えてほしい。
デジャブ
#好きな人の好きな人になりたい この恋に“幸せな結末”の予感があるなら、きっと同じ未来を歩いてけると思う。名前のない道端に咲く花のように、それは小さく頼りないものかもしれないけれど、この瞬間にしか感じられない幸せがあるから。
漂着
#好きな人に眠れないメール いつかこの恋に、ためらいもなく夢中になれる日が来るのだろうか。二人の距離は近くて遠い、つかめそうでつかめない、いつか見た虹のようだった。いつか消えてしまうものだとしたら、今この時をずっと抱きしめていたい。
大切な存在
#好きな人に眠れないメール 恋が痛くて苦しい時、膝を抱えて大きな影に震える時、もう2度と恋なんてしないって、素直にそう言えたら、どんなにかいいだろう。多分これからも、きっとあなたを愛します。この気持ちを伝えたいだけ。
飴玉と涙
#失恋が辛い この恋が、このまま消えていくのなら、いっそ自分が消えてしまいたい。空を見上げても、心の中はあなたのことばかり。下を向いても、涙があふれてくるばかり。どうかあなたが幸せでありますように。
かけがえないもの | 夕暮れの空の下、ハリール・ジブランの愛とユールムストの泡に溶けて。泣き...
4月の風に吹かれ、るぅにぃ様の詩「かけがえないもの」に想いを馳せるひととき。誰かを泣きたくなるほど好きになった時、私たちはその手を強く握りしめてしまいがち。でも、ジブランが説く愛の真理と、スウェーデンの不思議な飲み物ユールムストが、そんな強張った心を優しく解いてくれます。独占ではなく、そっと差し出す愛。あなたの「今」を美しく彩る、キッチュで知的な恋愛のヒントを綴りました。
楽譜
#片思いが苦しい時 もし好きの気持ちが好きの気持ちと重なりあったら、今より空に近付けるのに。叶わない夢だと自分に言い聞かせることもあるけれど、自分の気持ちに嘘をついているようで苦しい。
幻想曲
#好きな人の好きな人になりたい 好きな人の好きな人は誰だろう。あの子かもしれないし、あの子かもしれない。それはわからないけれど、好きな人の好きな人に、自分がなれたらどれだけいいだろう。強く誓ったこと、ひとつだけ伝えたい。
あなたの『恋』を、教えてください。
強がり
#失恋が辛い 恋を失う時、遠ざかっていく二人の日々が胸の奥をかすめる。二人が恋人だった時、こうしておけば、ああしておけば…そんなことを想ってしまう。それがもう二度と、叶わないことだとしても。
サヨナラの前に、未来の話をしよう
慈しむように時を重ねても 近づく瞬間を 遠ざけることはできない 積み重なる悲しみと不安に これ以上は抱えられないと 目を背け続けたわたし 痛みを伴う争いを いつも無意識に避けてきた君 泣くのはいつだってできる 待ち受ける痛みや苦しさは 何をどうしても軽くなんてできない だから 未来の話をしようよ その先に光を見出そうよ 再び交差できると希望を抱こうよ 二度と運命は重ならなくても 君とわたし 過ごした日々は正しかったと 確かに言えるように “今”に押しつぶされないように 未来の話をしようよ
風と冬空のパレット
この世界は ままならないことで あふれている 周りの人たちから 理不尽なことを言われても それでもわたしは 前を向くことを忘れない あなたが笑顔をくれたから あなたに笑顔を 見てもらいたいから
北風のファンファーレ
北風のように出会い 太陽のように別れた 突風のように連れ去られ 春日のように静かで 明日からの地図は まだ白紙のまま ここからどこへ 進めばいいの どこまでも 吹き付ける風 どこまでも 消えない光 夜に隠れる道すじを ひっそりと 地図に描いた あなたはもういないのに
終わらないエピローグ
友達以上恋人未満 曖昧な関係 やさしい約束 行き場を無くした さよなら もう一度 手を繋いで 溶けるような 夜を越えたい きっと大丈夫 幼い二人でも もう 始まりじゃないから 誰も知らない わたしたちだけの エピローグ
あなたについて
あなたについて わたしが知っている 1、2のことを あなたのすべてと 勘違いしてしまいました
モラトリアムに沈む口づけ
あなたがいない日を 思い描いて わたしの 心の中に あなたがいないことを このあたたかい やわらかい部分に あの日の2人の映像が ちらついて 消えてしまいたいけど あなたからもらった あたたかさのほうが 勝ってしまうのは 仕方がないことなのかしら
彼と彼女のソネット|あなたの恋愛詩が誰かの光になる
ブランケットの下で会おうよ
ふわふわの ブランケット あなたの存在 あまりにも 当たり前で でも 当たり前じゃなかった 優しい視線に包まれて 臆病なわたしも 心を決めた あたたかな はちみつ色に 飛び込んでいこう ブランケットの下で 会おうよ そして二人 歩いていけたら
恋愛映画はみずいろの結末
わたしの目に映る 冷たい景色 後悔が胸を刺す 記憶も約束も 不確かなまま 波にさらわれて 恋心は 月の港を漂う 運命だった ぜんぶぜんぶ インディゴブルーに 消えていく 逃げるように 隠れるように 愛されたいの わたしは あなたを愛して この水の底に 沈んでもいいの
空が落ちてくるほどの自分勝手な絶望
やさしいあなたを 誠実さから 遠ざけたくはないから ガラスの家をつくる 誰にも見えないように ひっそりと内側に 熱情を押し隠して あなたとあの子の 帰り道 わたしだけが知っている 道端の花の誠実さ あなただけが知っている 小さな木の実の鮮やかさ これは自分勝手な絶望 空が落ちてくるほどの
やさしい空に散りゆくもの
もつれあった電線は 二度と 解けなくて 溶けそうな蒼に もたらす 違和感が憎らしい 都会の空は 誰かが言っていたよりも 深くて 優しいの
同じくらいの優しさ
この想いが届かなくても 星は夜の配置につく 世界になんの変化もなくて ありふれた日常が また淡々と巡ってくる そう思うと少しおかしくて 小さく息が漏れた 悲しいんじゃなくて 寂しいのでもなくて その途方もなさに 目が回るだけ
微笑みは帰らない
あの日から、ずっと好きです じっと見つめていたい あなたの横顔 その肌のきらめきを じっと聞いていたい あなたの声 そのメロディを あなたと目が合う 私はあわててうつむく 微笑みを残しながら
午前三時のフィルム・ノワール
新宿駅で見つけた 鎌倉行きの文字 まばらに車内に乗った人は これから何処かに 帰るのだろうか 気づけば潮の 匂いの中に 佇んでいた 道しるべは 遠い三日月 帰る場所を失った鳥は 果てない空の下で 震えている 二十三時四十五分 貴方への遺言



















