Nouveauté — Love Poem (18.10.2026) 新着の恋愛詩を紹介します。

季節がめぐっても、
心の片隅から動かない場所がある。

過ぎ去ろうとしない恋を綴った一篇の詩を、
そっと開いてみる。

Seasons turn. Some corners of the heart never do.

à partir du 18 octobre 2026
一かけらの今 a l’honneur de soutenir

過ぎ去ろうとしない恋

Created by 一かけらの今

季節が巡るたび
思い出もめぐるけど

心の片隅に
あなたの場所がある

それは消えない
永遠に消えない

過ぎ去ろうとしない恋


Poetry by ある光

季節が巡っても動かない“あなたの場所”を、楽園と呼んでみる

季節が巡るたび、
思い出もめぐるのに、
“あなたの場所”だけは、
同じところから動かない。

この詩の彼女は、その事実に、
かすかな戸惑いをにじませている。

「いつまで引きずっているの」
という世間の声は、
彼女自身の声なのかもしれない。

そんな気持ちに、
静かな光を当ててくれる名言がある。
フランスの作家、マルセル・プルーストが、
『失われた時を求めて』の
最終巻に残した言葉。

« Les vrais paradis sont les paradis qu’on a perdus. »
本当の楽園とは、失われてしまった楽園のことだ。

傷あとのように思えていた場所が、
実は楽園だったのだとしたら。
恋が過ぎ去らないことは、
未練でも引きずりでもなく、
ひとつの愛のかたちなのかもしれない。

『冷静と情熱のあいだ』の順正が、
ドゥオモでの約束を
小さな希望にして生きたように、
“あなたの場所”は、
明日を生きるための支えにもなる。

そんな夜は、
ニコの「These Days」を流して、
北欧のコーヒーチーズ“カフェオスト”を、
ゆっくり味わってみるのもいいのかもしれない。

新しい景色の中にいても、
“あなたの場所”は、
そこで静かに待っていてくれる。

○掲載されている作品の著作権はある光様に帰属します。
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