À Tokyo, 19 heures.
凍えるような冬に包まれる夜。
今月の featured poem をお届けします。
私たちの止まった時間に、
柔らかな光を灯してくれるのは、
ᘔꩢ様の恋愛詩、
「永遠の片想い」。
@hi1xyCtsT44066
ホット・ミルクの湯気の向こう側、
自分自身の心と静かに、
答え合わせをするような一篇です。
どうぞ、一人の時間を慈しみながら。
永遠の片想い

あなたの事が大好き
だけど付き合いたいとか
結婚したいとか思ってないの
だってあなたは私の「推し」だから
私のものにも誰のものにもならないで
時々あなたの視界のすみっこに居れたらそれでいいの
私あなたに永遠に片想いしてるから
La distance de sécurité — 聖域としての片想い
パリの冬は長く、
石畳を濡らす雨が、
どこか寂寞とした空気を運びます。
ᘔꩢ様の
「永遠の片想い」
を読み終えて、
私は古いレコードに針を落としました。
かつて私が大学で、
哲学の端くれをかじっていた頃 —
私たちは常に、
何かを「手に入れる」ことで、
“幸福になれる”
と信じ込まされてきました。
誰かの恋人になること、
誰かの妻という席に座ること。
けれど、この詩が綴るのは、
それら既存のラベルから、
鮮やかに身を翻した、
自由で気高い恋愛の形です。
「推し」
という現代的な言葉を使いながら、
そこには中世の騎士道物語にも似た、
対象を崇める
「純粋な距離感」
が漂っています。
「時々あなたの視界の
すみっこに居れたらそれでいいの」
この一節に、
私は言いようのない、
安らぎを覚えました。
SNSで誰かと繋がっていることが、
義務のようになり、
所有や支配が、
愛と混同されがちな現代社会。
そんな喧騒の中で、
あえて「片想い」という孤独な聖域を、
自分自身の魂を守るための
“生きるための知恵”
に変えてしまう。
冬の冷たい空気の中、
誰かを思う熱量だけで、
自分を温める。
「私のものにならないで」
と願う切実なやさしさは、
貧しくても心だけは豊かでありたい、
と願う私たちの、
“静かな抵抗”
のようにも思えるのです。
手に入らないからこそ、
失うこともない。
この詩は、
誰にも邪魔されない、
“「永遠」を手にしたい”
と願う女性たちの、
小さなお守りになってくれるはず。
今のあなたにとって、
一番心地よい
「心の距離」
もしかしたら、
その中にこそ、
“どこへでも続く道”
があるのかも。
Une image n’est rien sans vos mots.
― あなたの言葉のない image は、
あなたの言葉なしには何ものでもない
― Une image, sans vos mots,
c’est un plan sans voix.

Poetry
***
ᘔꩢ
Illustration
***
一かけらの今
for those who still believe in love.
まだ愛を信じている、すべての人へ。
- 掲載されている作品の著作権はᘔꩢ様に帰属します。
それから
#失恋が辛い 恋を失う時、遠ざかっていく二人の日々が胸の奥をかすめる。二人が恋人だった時、こうしておけば、ああしておけば…そんなことを想ってしまう。それがもう二度と、叶わないことだとしても。
こんなにも
#両思い切符に涙が落ちる 君への両思い切符を手に入れて、どこへでも行けるような気持ちになった。それなのに、心の距離を想う度、胸が騒ぐ。この恋が完璧なものかは分からないけれど、涙が落ちることもあるんだって、わかったよ。
手を振って
#好きな人に眠れないメール 恋はもろくて、あやふやで、壊れやすいもの。もしこの気持ちに気付いてくれたら、どんなにか幸せだろう。でもきっとそんなこと、夢みたいな話だと思うから、今日も眠れないメールをあなたに送るよ。
余韻の中で
#両思い切符に涙が落ちる 君への両思い切符を手に入れて、どこへでも行けるような気持ちになった。それなのに、心の距離を想う度、胸が騒ぐ。この恋が完璧なものかは分からないけれど、涙が落ちることもあるんだって、わかったよ。
ボーイフレンド
#好きな人の好きな人になりたい 本当に好きで、気持ちの整理が付かないくらい。大好きなあの曲を聴いたら落ち着くのかな。どこかそわそわしてるけれど、悪くもない気持ち。あの人もわたしと同じくらい、わたしを好きになってほしい。
まだ秋でいて
#両思い切符に涙が落ちる あなたへの両思い切符を手に入れて、空も飛べるような気持ちになった。うれしいのに、それなのに、悲しい。恋って幸せなものだと思っていたけれど、涙が落ちることもあるんだって、わかったよ。
彼と彼女のソネット|あなたの恋愛詩が誰かの光になる
コスモス
#好きな人の好きな人になりたい この恋に“幸せな結末”の予感があるなら、きっと同じ未来を歩いてけると思う。名前のない道端に咲く花のように、それは小さく頼りないものかもしれないけれど、この瞬間にしか感じられない幸せがあるから。
変わらないこと
#両思い切符に涙が落ちる 君への両思い切符を手に入れて、空も飛べるような気持ちになった。うれしいのに、それなのに、悲しい。恋って幸せなものだと思っていたけれど、涙が落ちることもあるんだって、わかったよ。
あれから
#好きな人を忘れる方法がない 見上げた空は、いつもより遠く、儚い青が、胸を締め付ける。どれだけ想っても、叶わないことがあるなんて、知ってる。ただ、好きな人を忘れる方法があるなら、誰か教えてほしい。
あかね色
#両思い切符に涙が落ちる あなたへの両思い切符を手に入れて、空も飛べるような気持ちになった。うれしいのに、それなのに、悲しい。恋って幸せなものだと思っていたけれど、涙が落ちることもあるんだって、わかったよ。
優しい時間
#好きな人を忘れる方法がない 朝の空気に包まれた駅で、日曜の昼下がりに訪れるカフェで、ベッドに入るまでの自由な時間に、ふと思い出す大好きな人。SNSで検索しても、好きな人を忘れる方法は、多分どこにもなくて。
冬のため息
#片思いが苦しい時 わたしのいる場所から、あなたのいる場所まで、ほんの数メートルなのに、空に輝く太陽と、それを見上げる花ほどの距離が、二人の間に横たわっている。その距離は、決してたどり着けないほど遠くて。
シンメトリー
#片思いが苦しい時 こんなにも小さな希望、こんなにもささやかな光、心に抱きながら歩くために、どれだけ遠くまで歩いたのだろう。もし神様がいるのなら、どうか答えを教えてほしい。うつむくことしかできなかったとしても。
恋する惑星
【冬の恋愛詩コラム】詩作品「恋する惑星」から読み解く大人の恋愛TIPSをお届け。切ない夜に「泣いちゃう」理由を、フランス哲学の視点で優しく包み込みます。冷えた心に効くホットワインのレシピも掲載。豊かさは「生き方」から得られるご褒美。賢く生きるためのヒントをお届けします。
恋愛相談で、幸せになる
Graduation
#好きな人を忘れる方法がない 見上げた空は、いつもより遠く、儚い色が、胸を締め付ける。どれだけ想っても、叶わないことがあるなんて、知ってる。ただ、好きな人を忘れる方法があるなら、誰か教えてほしい。
わたしに残る物語
あなたと続けた 旅の終わり あと少しで 終点に着くのだろう 進んできた道のりを 戻る強さもなく もしまた同じ駅で会えたなら 違う二人に なれるのかな 終点前に ひとり降りる 告げるサヨナラ 「平気だよ」と わたし 心に嘘をつく もしまた同じ駅で会えたなら 本当のことを 伝えられるのかな
見つかれば見つかるほど
離れ離れになることが 始まりだって思えなくて 終わることまで 青春だというなら 輝く季節は 残酷だ きらめく夢の そんな夢の続きを 私はいつまでも 追いかけるのだろうか 叶わない方が美しいなんて そんなの嘘だよ
今を終わらせないで
雨上がりに 世界はまばゆいオーロラ 聞こえるのは 祝福のさえずり 破裂しそうな鼓動は 悲しい予感に満ちて Flashlight あまりにも早く ありふれたさよなら どうか「今」を終わらせないで あの空は願った
強く握った手、その「好きだよ」が好き
冬にはもうあなたがいた 年が明けても隣にいたし 桜が咲いてもここにいる 私1人だった頃の日常を もう思い出せなくて いくばくかの不安だなんて 贅沢な悩み 笑っちゃうくらい 弱くなったよね
さよならをするために生まれた
わたしと別れてあなたは 新しい恋を見つけたと聞いたわ 悲しみに暮れるわたしは 嬉しくて笑ったの 本当によかった わたしを忘れてくれること ただ幸せだった 思い出してもくれないこと きっとこれからは さよならをするために生まれた 生きていくなら 幸せにならなきゃ さよならをするためにわたしは 大事なものを失って すごく幸せ さよならをするために そのために在る
切ない香りのすべて
一緒に過ごせる それだけで充分 満ちていた香り 穏やかに散る前 考えすぎた 受け身のわたしたち 人まかせにしすぎたの 散らばる会話 スピーカーから拡がる ジャズの音色 窓を開けたら シリアスは消えていく ラストノート 振り返ると バニラだけ残る
彼と彼女のソネット|あなたの恋愛詩が誰かの光になる
均衡を保つのに「3」ほど難しい数字はありません
不毛なことは 終わりにしよう 真面目に考えても 答えが出ないなら 意味は無し わたしたちには時間がない 楽しく笑ってふざけて 転ぶのが唯一の正解 うっとうしい雨雲を 鋭く切り裂いて イメージの虹に向かって ダイブした
季節は風のように逃げて
雪が熔け 誰も彼も 一目散に コートを脱ぎ 駆け出していく 上を向けば ピンクの冠 足元に フリージア また今年も 心を刺すの 小春日和 私はあといくつ ため息を つくのでしょう あなたにはもう 私は 必要ないというのに
本当は偶然じゃない出会い
本当は きっとあなたとの出会い 偶然じゃないと思う 新しいわたしを 教えてくれたから わたしには きっとあなたとの出会い 運命だったと思う 曖昧な思い込み もう隣に あなたはいないけれど あなたも そう思ってくれていたら なんて 想像してみるけど あの曲がり角の先に こんな道があったこと あの時は 知らなかった
いつの日もあなたがいる
水彩が滲んでく あなたの好きな色 あなたの好きな本 あなたの好きな歌 たくさん教えてもらったから どんな風景も どんな街並みも どんな夜だって まだあなたがいる
たとえアルバムにしまっても
賑やかな運動場 帰り道に公園 最寄駅のコンビニ ありきたりな風景に あなたをみつけた事 きっとずっと覚えてる 大人になって 過ぎ去った時間 アルバムにしまっても わたしの心は憶えてる
角砂糖の時間は春の日に溶け
同じゼミだという事実 これだけが わたしたちのつながり 一緒に議論することが こんなに楽しいなんて 知らなかった わたしと違う見方をする あなたに わたしはどんどん 惹かれてしまう このまま好きになって いいのでしょうか
きっと最後の記念日
ほら 笑って もっと近づいて シャッターを押すから その間だけ じっとしていて 見つめていて わたしの頬に 優しく触れて 最高の笑顔 あなただけに見せるから 照れないで 笑ってみせて 出会った頃に そうしたように 最後のキス 波の光に消えていく わたしの恋は 永遠になる



















