Nouveauté — Love Poem (1.11.2026) 新着の恋愛詩を紹介します。

「ふさわしくない」と言われた夜に、
「愛してない」と答えた彼女。

恋の終わりを綴った一篇の詩
「遅すぎた別れ」から、
強がりの下に残る静かな後悔を、
そっとたどってみたい。

Say nothing. Stay. The echo will say the rest.

à partir du 25 octobre 2026
一かけらの今 a l’honneur de soutenir

遅すぎた別れ

Created by 一かけらの今

僕は君に
ふさわしくない

そうね私も
愛してない

永遠よりも
忘れないよ

汽車が行くわ
遅すぎた別れ


Poetry by ある光

なぜ、愛の尺度は“失うこと”なのだろう

本当は愛しているのに、
自分から「愛してない」と言ってしまう。

「ふさわしくない」という言葉で、
選ばれなかった理由はうやむやになり、
「忘れないよ」は慰めなのか、
残酷さなのか、
彼女にもまだわからないのだと思う。

強がりも、あきらめも、プライドも、
まだ消えていない愛情も、
ぜんぶ一緒に住んでいる。

取り乱さずに汽車を見送る静けさの下で、
後悔がにじんでいるのかもしれない。

そんな彼女に重なるのが、
イギリスの小説家
ジャネット・ウィンターソンの言葉。
『Written on the Body』(1992年刊)より。

« Why is the measure of love loss? »
— なぜ、愛の尺度は“失うこと”なのだろう。

失ったときの痛みの大きさで、
愛の大きさを知ってしまう。
だとしたら、「愛してない」と言った彼女の痛みは、
そのまま愛の大きさの証拠なのだと思う。
痛いのは、ちゃんと愛していたから。

そんな夜は、
The xxの“Angels”の静けさと、
イタリア生まれの熱いボンバルディーノに、
少しだけ甘えてもいいのかもしれない。

○掲載されている作品の著作権はある光様に帰属します。
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