いつの日もあなたがいる
水彩が滲んでく あなたの好きな色 あなたの好きな本 あなたの好きな歌 たくさん教えてもらったから どんな風景も どんな街並みも どんな夜だって まだあなたがいる
水彩が滲んでく あなたの好きな色 あなたの好きな本 あなたの好きな歌 たくさん教えてもらったから どんな風景も どんな街並みも どんな夜だって まだあなたがいる
あなたの望む やさしい場所に わたしはなれなかったから ぽっかり空いた あなたの場所に 別れの朝が来るのでしょう
朝日のまぶしさと 電車に揺らされて 心惑わされた あの人は 一つ前の駅で降りてゆく 扉が開く時 気のせいかもしれないけれど 微笑みが見えて どこか この世にない場所へ 去って行ってしまうような 怖さが胸に込み上げる 気のせいかもしれないけれど 心音と 車輪の音が重なって
ソフトクリームが溶けて ぽたぽたと アスファルトに 吸い込まれていく 2人分の影は 重なることのない 微妙な距離感 爽やかな風の中でいま 私だけが ソフトクリームの冷たさと あなたの手の 体温の高さを知っている たった一人、私だけが
ふわふわの ブランケット あなたの存在 あまりにも 当たり前で でも 当たり前じゃなかった 優しい視線に包まれて 臆病なわたしも 心を決めた あたたかな はちみつ色に 飛び込んでいこう ブランケットの下で 会おうよ そして二人 歩いていけたら
言葉に出来ない 僕の弱さを見せてしまえる そんな君の存在が僕を僕のままでいさせてくれる ありがとうでは足りない大好きでは足りない 君への想いの言葉が見...
北風のように出会い 太陽のように別れた 突風のように連れ去られ 春日のように静かで 明日からの地図は まだ白紙のまま ここからどこへ 進めばいいの どこまでも 吹き付ける風 どこまでも 消えない光 夜に隠れる道すじを ひっそりと 地図に描いた あなたはもういないのに
一目見てわたしの鼓動は 音をたてる どこかで鳴ってるサイレンが 物語の幕開けで ひとつ階段を登ったら 目の前にはセレスティアル オレンジの光があなたを照らし わたしのすべてを拐ってゆく またね、と微笑むその時には 月も優しく微笑んで
いまい まり(Mari)さまの恋愛詩には、どこか悲しくて、でもやさしい…そんな気持ちがあふれています♡失恋や片想い、切ない告白…ぜひみなさまも いまい まり(Mari)さまの恋愛詩集を読んで、たくさんの気持ちを感じてみてくださいね♡
きみは春風 きみは春風きみが笑えば心の汚れた残雪もとけ出し きみが怒れば心に降る雨のにおいも変わり きみが泣けば心でふるえる蕾もひらき きみと笑えば心...