デジャヴュと恋の境界線
朝日のまぶしさと 電車に揺らされて 心惑わされた あの人は 一つ前の駅で降りてゆく 扉が開く時 気のせいかもしれないけれど 微笑みが見えて どこか この世にない場所へ 去って行ってしまうような 怖さが胸に込み上げる 気のせいかもしれないけれど 心音と 車輪の音が重なって
朝日のまぶしさと 電車に揺らされて 心惑わされた あの人は 一つ前の駅で降りてゆく 扉が開く時 気のせいかもしれないけれど 微笑みが見えて どこか この世にない場所へ 去って行ってしまうような 怖さが胸に込み上げる 気のせいかもしれないけれど 心音と 車輪の音が重なって
またいつか 会えますか わがままばかり ごめんなさい この空を あなたも見ていたら これほどの幸せは ありません わたしはただの ホームシック・ガール あなたと離れて ホームシック・ガール
時間差攻撃のトゲトゲに 打ちひしがれ うつむいて立ち止まったとき 小さく愛しい灯火が消えて 張り裂ける痛みを知ったとき 言葉にできないふがいなさに 音にならない叫び声をあげたときも 苦しいときはいつも 隣りにあなたがいたから その手を掴んでしまったのは 悪くないよね?
わたし一人 涙の朝 枕元に手をのばす 「ひどいこと言ってゴメン」 なぞる指、止めた あなたの恋人になるテスト 最低点だったんだ あなたと彼女の笑い声 うらやましくて こんなことになった だからもういいの 涙を拭いて わたしの朝
わたしの心に雨が降りやすいこと たまに冗談を信じてしまうところ 乾いた場所と譲れない場所があること あなたはお見通しだった わたしはまだまだ あなたに届かずに ぐっとかかとを上げている それをなだめるように あなたはその大きな手で髪を撫でる
新宿駅で見つけた 鎌倉行きの文字 まばらに車内に乗った人は これから何処かに 帰るのだろうか 気づけば潮の 匂いの中に 佇んでいた 道しるべは 遠い三日月 帰る場所を失った鳥は 果てない空の下で 震えている 二十三時四十五分 貴方への遺言
わたしと別れてあなたは 新しい恋を見つけたと聞いたわ 悲しみに暮れるわたしは 嬉しくて笑ったの 本当によかった わたしを忘れてくれること ただ幸せだった 思い出してもくれないこと きっとこれからは さよならをするために生まれた 生きていくなら 幸せにならなきゃ さよならをするためにわたしは 大事なものを失って すごく幸せ さよならをするために そのために在る
ほら 笑って もっと近づいて シャッターを押すから その間だけ じっとしていて 見つめていて わたしの頬に 優しく触れて 最高の笑顔 あなただけに見せるから 照れないで 笑ってみせて 出会った頃に そうしたように 最後のキス 波の光に消えていく わたしの恋は 永遠になる
大人になったの わたし 大人になったの だから あなたのことを願うの ただ 笑っていてほしいって ただ 幸せになってほしいって 例えそれが わたしとじゃなくても
焦げた夕日を 前に立ちつくすと まだ時々いとしくなる ふと時々さみしくなる 訳もなく胸が騒ぐのは お祭り前の静けさに どこか気配が似ているせい なにかが欠けると なにかを招く予感 今度あなたに会うときには 美しく感じるままに 過ごせそう