八月
恋愛詩
八月
八月になると思い出す
焼けつく暑さよりも熱く
燃えるような日々を
君のいなくなった夏は
思い出にしがみつき
夕立の時間にばかり出かけている
蝉の鳴き声がうるさくて
耳を寄せてきた君を
懐かしんでは耳を塞いでいる
八月になると思い出す
君のいなくなった夏は
とても暑かったことを
- 掲載されている作品の著作権は吉岡幸一様に帰属します。
ここにあるのは「恋愛詩」です。
「答え」は、あなたの心の中にあります。
あなたと同じ迷いを迷い、
あなたと同じ喜びを喜ぶ。
あなたの心にある「やさしさ」に、
小さな言葉が届きますように。
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