積乱雲の壊れる音
恋愛詩
積乱雲の壊れる音
風の読点から
ヒグラシの声が湧く
吊橋は謀略のように揺れていた
光の礫は容赦なく
ブラウスに突き刺さり引き千切り
白い花のように散らした
18時のサイレンは鳴り続ける
日に焼けた腕にしがみついた
首筋に髪が貼り付いて
痒くてたまらない
腕の中で
積乱雲の壊れる音を聞いていた
もう戻れない
- 掲載されている作品の著作権は橘しのぶ(ジョバンニ)様に帰属します。
ここにあるのは「恋愛詩」です。
「答え」は、あなたの心の中にあります。
あなたと同じ迷いを迷い、
あなたと同じ喜びを喜ぶ。
あなたの心にある「やさしさ」に、
小さな言葉が届きますように。
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