桜降る午後
恋愛詩
桜降る午後
もう
散りはじめている
早いね
君と僕の
せっかちな恋のよう
今にして思えば
焦る必要はなかった
何時だって
気がつくのは
手遅れになってから
好きだったよ本当に
過去形にすることで
何とか納得させて
たくさんの笑顔を
記憶の底へと沈める
そんな、桜降る午後
fin d’un début
ある始まりの終わり
- 掲載されている作品の著作権は夢沢那智様に帰属します。
ここにあるのは「恋愛詩」です。
「答え」は、あなたの心の中にあります。
あなたと同じ迷いを迷い、
あなたと同じ喜びを喜ぶ。
あなたの心にある「やさしさ」に、
小さな言葉が届きますように。
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