A Little Magic Before Daylight| 誰かの熱で夜をやり過ごす前に。ルピ・カウルの一節と、月あかりのようなホワイトチョコレートが、一人を選ぶ強さをそっと教えてくれる。

好きの気持ちが苦しい時

誰かの体温を借りなければ、
眠れない夜がある。

その夜が、悪いことだとは思わない。
ただ、その先にもう一つ、
別の夜があることを、
cofumi様の恋愛詩は教えてくれる。
@cofumi8

今日はその想いを、
一篇の詩と共に伝えたい。

Never mind, she’ll find someone like herself first.

à partir du 23 août 2026
一かけらの今 a l’honneur de soutenir

A Little Magic Before Daylight

Created by 一かけらの今

君がくれた
ラブソングを握りしめて
都会の隅で傷を癒す

誰にも言えずにいた
過去に巻かれながら
誰かの手が救い出して
くれるのを待ってる

強がりだけが
上手くなってゆく

今夜も誰かの熱い吐息で
ようやく体温を保ってる

甘い言葉で
幸せの魔法をかけて
明日になれば
忘れてあげるから
_________________
Poetry by cofumi(こふみ)

自分自身と一生を共にしたいと、心から思えること

「A Little Magic Before Daylight」
——夜明け前の、ほんの少しの魔法。

このタイトルそのものが、
すでに
「長くは続かないもの」
であることを、
彼女自身、
どこかでわかっているのかもしれない。

まだ癒えていない傷を、
誰にも打ち明けられずに一人で抱えている。
「誰かの手が救い出してくれるのを待ってる」
という一節からは、
痛みを自分で処理する術をまだ見つけられておらず、
外側からの救済にすがるしかない、
そんな無力感が伝わってくる。

そして
「今夜も誰かの熱い吐息で、ようやく体温を保ってる」
という表現。
それは本当の意味でのつながりというより、
一時的な温もりで、
なんとか自分をつなぎとめている
姿のように見える。

インド系カナダの詩人、
ルピ・カウルは、こんな言葉を残している。

« You must want to spend the rest of your life with yourself first. »
— まずは、自分自身と一生を共にしたいと、心から思えること。

誰かの熱い吐息で体温を保つのではなく、
まず自分自身の中に、
居場所と温もりを見つけること。

強がりの鎧を脱いだ先にあるのは、
弱さではなく、
本当の自分への回帰なのだと思う。

もう二度と、満たされない渇望のはけ口として、誰かの身体を利用したりはしない

エリザベス・ギルバートのエッセイ
『食べて、祈って、恋をして』を思い出す。

離婚を経て、
自分自身を見失っていた著者が、
イタリア・インド・インドネシアを旅しながら、
少しずつ自分を取り戻していく実話。

旅の終盤、
著者はブラジル人男性フェリペと出会い、
惹かれていく。
けれどその手前で、
彼女は自分自身にこう誓っている。

« Never again use another person’s body as a scratching post. »
— もう二度と、誰かの身体を、掻き癖のはけ口のようには使わない。

満たされない渇望を静めるためだけに、
誰かを利用することはしない。

そう著者は自分に言い聞かせる。

孤独を感じたときは、
その孤独から逃げるのではなく、
孤独と一緒にいる練習をするのだと。

実際、フェリペに惹かれ始めた当初も、
著者はあえて彼の好意を遠ざけていた。
せっかくここまで築いてきた一人の時間と、
心の回復を、
また誰かに委ねてしまうことを恐れていたからだ。

「今夜も誰かの熱い吐息で、ようやく体温を保ってる」
という一節に、
この物語はそっと問いを投げかける。

一時的な温もりに頼ることを責めているのではない。
ただ、その先にある、
本当の回復への道筋を、
静かに示してくれているだけ。

一時的な温もりではなく、本当の意味で自分自身を大切にする方法

もう強がらなくていい。
そう伝えたい。
けれどそれ以上に、
伝えたいことがある。

一時的な温もりではなく、
本当の意味で自分自身を大切にする方法は、
きっとどこか遠くにあるのではなく、
彼女自身の中に、
もうすでに眠っているのだと思う。

「明日になれば忘れてあげるから」
という優しさを、
誰かにではなく、
まず自分自身に向けてみること。

それは、これまでの自分を否定することではない。

強がりを手放した先に、
本当に温めるべき相手が、
実はずっと近くにいたのだと気づくための、
小さな一歩なのだと思う。

fin d’un début
ある始まりの終わり

ムーンライト・ココア(Moonlight White Hot Chocolate)で冷たい月夜を温めて

“こんな夜”におすすめのドリンクを紹介。


ホワイトチョコレートと温めたミルク、
そしてホイップクリーム。

海外のカフェやレシピサイトでは、
その白い見た目から着想を得て、
「ムーンライト」という詩的な名前で紹介されることがある一杯。

誰かに温めてもらうのではなく、
自分の手で、
自分のための夜を整えるための一杯として、
今日は紹介したい。


Created by 一かけらの今

材料(1杯分)

  • 牛乳:200ml
  • ホワイトチョコレート:25〜30g
  • バニラエッセンス:2〜3滴
  • 塩:ほんのひとつまみ
  • ホイップクリーム:お好みで
  • ホワイトチョコの削りチョコ:少々
  • (ムーンライト感を出すなら)シルバーシュガーやアラザン:少々

作り方

  1. 小鍋に牛乳を入れて、沸騰させないように弱火で温める。
  2. 細かく割ったホワイトチョコを加え、泡立て器でゆっくり混ぜながら完全に溶かす。
  3. バニラエッセンスと塩を加える。
  4. カップに注ぎ、ホイップクリームをふわっとのせる。
  5. 仕上げに、白いチョコレートの削りチョコやシルバー系のシュガーを少し散らす。

ちょい足しレシピ
ほんの少しだけ、食用ラベンダーを香らせると、ムーンライト×ナイト×リラックスという雰囲気に。

入れすぎると石けんのような香りになってしまうので、本当に少量がおすすめ。


今夜温めるべきなのは、
遠くの誰かではなく、
自分自身の手のひらなのかもしれない。

その温もりに、
明日はきっと、
忘れなくていい。

じゃあ、またね!

Une image n’est rien sans vos mots.


― あなたの言葉のない image は、
あなたの言葉なしには何ものでもない

Une image, sans vos mots,
c’est un plan sans voix.

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