桜のつぼみ
恋愛詩
桜のつぼみ
バイバイ、と呟いて
校門を抜けると
本当にいいの?
問いかけるような
チャイムが聴こえた気がした
消しゴムほどの期待と
教科書ほどずっしりした不安が
鞄の中で震える
桜は咲いても散っても美しいと
言い聞かせて
深呼吸ひとつ
踵を返す
伝えたいことがあるんだ
fin d’un début
ある始まりの終わり
- 掲載されている作品の著作権は時砂様に帰属します。
ここにあるのは「恋愛詩」です。
「答え」は、あなたの心の中にあります。
あなたと同じ迷いを迷い、
あなたと同じ喜びを喜ぶ。
あなたの心にある「やさしさ」に、
小さな言葉が届きますように。
あなたも恋愛詩を投稿してみませんか?
恋愛詩メディア「一かけらの今」では、恋愛詩の投稿イベント「彼と彼女のソネット」を開催しております。選出された恋愛詩の作者さまに、Amazonギフト券をプレゼントしております。是非お気軽にご参加くださいね。...
- 選出された恋愛詩にAmazonギフト券をプレゼント
- 当サイトにて掲載(著作権はご投稿者様に帰属します)