あなただけで良かった | 傷つく勇気と、シトロン・プレッセ。C.S.ルイスの格言をなぞりながら、寂しさを埋めるための恋から「あなた」を選ぶ愛へと変わるまで。
5月の柔らかな光が揺れる午後。
連休の喧騒から少し離れて、
自分だけの時間を慈しむ。
そんな午後にぴったりの詩。
じゅん様の恋愛詩
「あなただけで良かった」をご紹介。
@simaenaga1204
この詩を読んでいると、
心の奥にしまっていた
「あの時の痛み」や、
「誰かの手の温もり」が、
静かにほどけていくような気がします。
寂しさから始まった恋が、
本当の愛へと形を変えていくまでの、
切なくも美しい軌跡。
今日はこの詩を道標に、
私たちの恋の迷路を
少しだけ整理してみませんか?
à partir du 3 mai 2026
一かけらの今 a l’honneur de soutenir
あなただけで良かった

寂しさから手を繋いで
寂しさから
手を離した
いつだって愛というものは
寂しくて温かい手がほしいのに
いつの間に
違う温もりを求めて
寂しさから
また手を離す
傷ついて傷つけて
繰り返し愛は
おわりを見つける旅みたいだ
いつかもうあなただけで良かった
温かい手も離される時も
あなたがほしい
自分らしくいられたから
寂しいからじゃなくて
必要とした
愛の旅のおわりみたいに
最後にあなただけを求めてる
愛することは、傷つくことでもある
イギリスの作家、
C.S.ルイスはこんな名言を残しています。
« To love at all is to be vulnerable. »
— 愛することは、
傷つく可能性を引き受けること。
私たちはいつだって、
傷つくことを恐れます。
心に鍵をかけ、
高い壁を築き、
安全な場所から相手を眺めてしまう。
でも、じゅん様の詩にある
「傷ついて傷つけて」
という言葉通り、
愛の旅路に擦り傷はつきものです。
「愛したいけれど、怖い」
と感じるのは、
あなたが弱いからではありません。
それは、
あなたが相手を真剣に、
誠実に愛そうとしている証拠。
傷つく隙を自分に許したとき、
初めてその温もりは
本物になるのだと思います。
寂しさでつながる恋と、本当に必要とし合う恋の違い
詩の中で、
胸を締め付けられるような
一節があります。
« 寂しさから手を繋いで
寂しさから
手を離した »
孤独という穴を埋めるために、
誰かの体温を求めてしまう。
それは決して悪いことではありません。
けれど、
寂しさだけが理由の繋がりは、
喉が渇いた時に
炭酸水を飲むようなもの。
一瞬の爽快感のあとに、
また別の「渇き」を連れてきます。
「誰でもいいから隣にいてほしい」
という寂しさのフェーズから、
「他の誰でもない、あなたがいい」
という段階へ。
じゅん様の詩の後半にある
「必要とした」という言葉。
それは、
相手に依存するのではなく、
自分という個を保ちながら、
相手の存在を尊ぶという、
とても自立した大人の愛の形です。
傷つくのが怖い人へ――それでも愛してよかったと思えるために
恋愛において、
全く傷つかない方法が
ひとつだけあります。
それは、
誰とも深く関わらないこと。
でも、それでは
「自分らしくいられる」
という最高のギフトを
受け取ることもできません。
« あなただけで良かった
(中略)
自分らしくいられたから »
詩の結びにあるこの言葉に、
救われる思いがします。
大切なのは、
傷つかない相手を選ぶことではなく、
「傷つくリスクがあっても、
この人の前では自分らしくいられる」
と思える相手を選ぶこと。
もし今、
あなたが恋に迷っているなら、
自分に問いかけてみてください。
「その人の隣で、
あなたはあなた自身を
好きでいられますか?」
答えが「YES」なら、
その恋は、
たとえどんな結末を迎えようとも、
あなたの人生にとって
かけがえのない宝物になるはずです。
fin d’un début
ある始まりの終わり
今夜の自分を労う、一杯の「Citron pressé」
“こんな夜”におすすめのドリンクを紹介。

パリのカフェで、
小さなトレイに乗って
運ばれてくる
「Citron pressé(シトロン・プレッセ)」
絞りたてのレモン果汁、
お水、
そしてお砂糖が別々に出てきて、
自分好みの甘さに仕上げるスタイルです。
この
「自分の手で整える」
というプロセスが、
なんだかとても贅沢で、
落ち着くんですよね。

Method
- グラスにたっぷりの氷と、レモン1個分の絞り汁を入れます。
- お好みの量のミネラルウォーター(またはガス入りの水)を注ぎます。
- Point: ここに、少しのはちみつと、手のひらでパンと叩いて香りを立たせたミントを添えて。
日本で再現するなら、瀬戸内レモンなど香りの強いものを選ぶのがおすすめです。市販の100%レモン果汁でも十分美味しくいただけます。
酸っぱいけれど、どこか甘くて清々しい。それはまるで、私たちが経験してきた恋の味のよう。
愛の旅は、
いつか終わりを見つけるための
旅かもしれません。
けれど、その終着点に
「あなただけで良かった」
と思える人がいるのなら、
これまでの寂しさも、
涙も、
すべてに意味があったのだ
と思えるはず。
今夜は、
酸味の効いた
シトロン・プレッセを飲みながら、
あなたの
「愛の履歴書」を
優しく読み返してみてくださいね。
それでは、また。

Une image n’est rien sans vos mots.
― あなたの言葉のない image は、
あなたの言葉なしには何ものでもない
― Une image, sans vos mots,
c’est un plan sans voix.

poetry by じゅん
a film by 一かけらの今
illustration by Velvet Easter Corp.
for those who still believe in love.
まだ愛を信じている、すべての人へ。
あなたの「恋」を、ぜひここに
誰かに話すほどではないけれど、
自分の中では忘れられない瞬間。
言葉にできないほど切なかった夜や、
今でも胸が温かくなる記憶。
あなたの心の中にある大切な『恋』の欠片を、
少しだけお裾分けしていただけませんか?
※お送りいただいたメッセージは、編集部にて大切に拝見いたします。
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