踏切
恋愛詩
踏切
夕暮れの踏切を
満員電車が過ぎていく
遮断機が上がれば
渡って良いはずなのに
足は踏切の前で
止まって動かない
嫌いで別れたわけではない
仕方がなかった
何度振り返っても
君は追いかけてこない
僕は戻っていかない
三度目の電車が
目の前を通り過ぎていく
電車の車窓に君の姿
泣いている
- 掲載されている作品の著作権は 吉岡幸一(YOSHIOKA・KOUICHI) 様に帰属します。
ここにあるのは「恋愛詩」です。
「答え」は、あなたの心の中にあります。
あなたと同じ迷いを迷い、
あなたと同じ喜びを喜ぶ。
あなたの心にある「やさしさ」に、
小さな言葉が届きますように。
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