すべては君からはじまった
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緊急着陸
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きっかけ
理由
確かにあったそれは
影も欠片も見つけられなくて
思い付きではないはずのそれは
深い思考のさなかに
するりと舞い込んで
認識したと同時に
とてもとても
素敵なことだと存在感を露わに
大人と言い切れない人生史上で
予測できなかった
あり得ない最高の選択
どうしても君に知って欲しかった
どうしても君に伝えたかった
雨上がりの君
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水気を帯びたまつ毛の先が
ねぎらいの日差しを受けて
妖精が宿る神秘の彩り
悔しさも湧かないほどに
美しい君は
余韻も気配もなく前のまま
陰りも嘲りもないのは
きれいさっぱり流したから
君のやさしさは救い
それとも
1%未満
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直観レベルで遺伝子が教える
可能性は限りなくゼロ
誰かに聞くまでもなく
期待するのは既定路線の
「ダメモト」っていうやつ
無意識の本能が
可能性とやらを探してしまう
君の言葉も態度も
どうにでも補足できるから質が悪い
確信犯でないとわかってるから
都合よく責める言葉も見つからない
相互理解は不毛
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理解困難 意味不明
君はきっと どこかの星のエイリアン
想像もできないほど彼方の
摩訶不思議な世界の生き物
遠ざけておいて
きまぐれに距離を縮める
理解困難 意味不明
人生の相当な時間をかけても
解読できそうにない難解な思考回路
彼方の星の精神科医に
教えを乞う機会は今のこところなくて
切り捨てたいのに
忘れた頃に
難題を投げかける
ちょっぴりでも幸せ
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瞳はカナリーイエロー
かのオールナットによく似た輝きで
オーラのように君を包む
きらきら シャラシャラ
触れるには恐れをなすけど
浴びれば
ほんのちょっとだけ
きらきら シャラシャラ
幸福な気持ちをお裾分け
Journey in to Chapter II
第2章へ続く
Chapter II
一つの光景
ゆっくりとかみ砕いて
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背中で聞く会話
少し離れた位置がちょうどいい
わたしを取り戻して
消化するための時間と距離
まだ少し
痛みとせつなさを抱えて
もう少し
わたしを取り戻すまで
運命とか 赤い糸とか
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誰かが口ずさむ運命論
出逢えたから信じられる世迷い事
君と私は違うこと
いうまでもなく証明済み
前世もその前も確実じゃないのに
自分勝手な救済策
いるかもわからない彼方の自分に
それでもたまに願ってしまう
どこかで交差したはずと
涸れることはないでしょう
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次から次からあふれてくる
濁りのない奇跡の泉
ポリシーを破った“人生至上初”
決行させた君はただ者じゃない
ゆるむ気配も消え去る様子もなく
あの日を過ぎても
想いは色褪せなく続いてく
苦痛と歓喜を伴うそれは
奥へ奥へと沈め埋めても
同じように湧き上がって
きっといつか
しずくになっても
絶えることはないでしょう
君に出会えたから
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ひとつのセンテンスに
特別な色を与える
ありふれて可愛げがなくて
どうしようもなく軽い存在に
少ないワードは赦しとなって
薄暗い霧の中を歩み出す勇気に
いつだって背中を押してくれる
わたしがわたしを愛せるように
また逢う日まで
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久しぶり
どうかと思う
服のチョイスは
過ぎた時間と
わたしの知らない
多くの気配
戸惑いは
ささいな一瞬で
なじみのトーンが
時間を超える
久しぶり
美しい君は
やっぱり美しく
絶え間なく
あふれてたものが
今日もまたひとしずく
それじゃあまた
いつか逢う日まで
fin d’un début
ある始まりの終わり