もとしさまの恋の詩10選♡切ない恋愛詩集をお届けします!
もとしさまの恋愛詩には、儚いけれど素直な気持ち、強さと弱さ、そして希望の光がたくさんあります♡ぜひみなさまも もとしさまの恋愛詩集を読んで、切ない気持ちを感じてみてくださいね♡
楽譜
君と僕を繋ぐもの
楽譜
ただそれだけ
でも
それだけで十分だったんだ
そこに記された歌の中には
幾つもの『愛してる』が
でも僕がほんとうに
交わしたかったのは
言葉じゃない
たとえ演技だとしても
それでもいいから
僕だけに注がれた
熱い視線を交わしたかった
楽譜には記されてない
特別な
冷蔵庫
君の心の冷蔵庫は
生暖かいまま
取手は付いてない
なかなか心を開いてくれなかった君
ある春の日
冷蔵庫の名前を訊いたら
『臆病』って
きっと内に秘めてるんだろうなって
君の体温をふとした瞬間に感じた
お日様みたいな君
毎朝の行ってらっしゃい
毎晩のお帰りなさいが
何よりありがたい
背中
間違いではありません
あなたたちが出会ったことは
涙を堪えて
お互い背中を向け合っても
ほんとうは笑い合いたい
そう見えますよ
2人にしか見えないことがある
でも
2人には見えないこともあるのです
その証拠に
ひとときも離れようと
しないではありませんか
背中がくっついたままで
ひかり
碧い光の中に
君と僕の未来を見た
白い天使のような
君と出会ってる
ひと筋のひかり
校庭でスケッチしてた
木陰に独り
退屈な毎日を過ごしていた
新緑のような初々しさ
忘れてた
フルート奏でる横顔
涼やかな
それからは
僕の日常を照らしてくれる
ひかり
碧い光の中に
佇み微睡む君は
太陽
思い出
いたずらに増えた写真
寂しさを埋めるためだけの
錆びれたギターの弦
行ったり来たりじゃなくて
先に自分の意見言ったり
それで頭に来たり
すれ違いも少し変わってた
ほんとは綺麗な思い出
増やしたかった
別々になって初めて
綺麗だったなって感じる
セピア色の
喧嘩した思い出
Journey in to Chapter II
第2章へ続く
Chapter II
一つの光景
あなたと出会うまでは
ずっと続けば
いいのにって
あなたと出会うまでは
帰り道が
世界の景色が
くすんで見えたの
帰り道
いつも笑わせてくれた
この世界は
本当はこんなにも
明るかったんだって
見上げると虹
ある日流した
悔し涙を
あなたは指で
拭ってくれた
優しい時間が
ずっと続けばいいのに
フリ
毎朝起きて君を想う
フリをする
何か話しかけられて
判らないけど笑う
君が言うには
50年一緒にいるらしいね
毎日が毎日かどうか
はっきりしないけれど
それでも
いつも僕の隣には
君がいて
笑ってくれている
そうするとね
若い時っていうのが
少しずつ思い出されるんだ
フリじゃなくなるんだ
負けたくない
君との関係に
持ち込みたくはなかった
負けず嫌いな性格
喧嘩して
売り言葉に買い言葉
引くに引けなくて
本当はね
もっと弱いんだよ
泣きたかったんだよ
どこかで心のどこかで
自分の気持ちのみ込んじゃった
涙をのむ事にもなっちゃった
どうしようどうしようって
折れてたらなぁって
つながる
君の全てを受け入れ
愛した
そんな時でさえ
別れは訪れた
あの時より
強くなれたかな?
今でも言い切れない
だって綺麗事じゃないよ生きるって
ただ強いフリ無理にしてた時より
君の事考えてる
君と一緒に居ない今の方が
つながれてる気がする
僕の中の君が
笑って泣いて素直に生きてる
今日が終わる前に
伝えたいよ
今日が終わる前に
明日になったら
想い出になるような
気がしてね
面と向かって言えなかったこと
一行に込めて
『無事帰れた?ありがとね』って
こんな少しのやりとりが
僕を魅力的にしてくれる
ただ単に
楽しかっただけじゃない
君といるから
僕は魅力的になれるんだ
fin d’un début
ある始まりの終わり
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