涙の音が届くとき
あなたの望む やさしい場所に わたしはなれなかったから ぽっかり空いた あなたの場所に 別れの朝が来るのでしょう
恋の始まりと、恋の終わり。終わらない始まりと、ある始まりの終わり。
それが恋愛詩集です。
恋が叶っても、恋が叶わなくても、それは世界でたったひとつの物語。
恋する気持ちが終わることはありません。
あなたの勇気が、一かけらの今を、切ない恋の詩を彩ります。
あなたの望む やさしい場所に わたしはなれなかったから ぽっかり空いた あなたの場所に 別れの朝が来るのでしょう
君と生きていく 虹色の涙と喜びの詩まだ聞こえないのは未来が奏でる音 同調する同情は心情を新調し夢を響かせ空に浮かべた 滲むのはロマン深い深い慈愛を望む...
ソフトクリームが溶けて ぽたぽたと アスファルトに 吸い込まれていく 2人分の影は 重なることのない 微妙な距離感 爽やかな風の中でいま 私だけが ソフトクリームの冷たさと あなたの手の 体温の高さを知っている たった一人、私だけが
ある日 心にあの人の場所が出来た それはずっとそこに 焼き付いて 目を閉じても映画を見ても 消えてくれなかった 私が知っているのは 名前と声と いくつかの仕草 それから これが恋だということ 少しずつ焼き付いていく 心の海を小舟が滑り出していく
a long waltz 長い冬を君と過ごす君と一緒に春を待とう春は一瞬で過ぎてゆくけど二人で待ってる時間がいいね 長い夏を君と過ごす君と一緒に海へ行...
ふと考える 夢のせい まるで忘れるなと言うかのように また私の中にあらわれる 昔と違うのは 目が覚めて夢だとわかっても 心が痛まないこと 晴れの日に笑顔 曇り空にスキップを 忘れることはないけれど 今初めて素直な気持ち 出会ってくれてどうもありがとう どうかどうか幸せになってください 今君を想う 大好きでした
揺れる電車 隣にあなた 眠たげな顔で 目を閉じたのは 少しでもその肩 触れたかったから 薄目を開けると 逃げ際の夕日 息を飲むような 色彩のダンス ただ眺めていた うつむくほど うららかな春の日
あなたの行く道は どこだろう 地元に残ったわたしとは はなればなれ 視線の先に将来の夢 甘かったのは 指先に残ったクリーム あなただけでよかったのに 少しだけ苦い後悔 平行線でミルクを溶かす ちらちら舞う風花 あなたは光をさえぎって 彼女の曲線と重なる わたしの恋も 雪解けを迎えた
光の中へ わたしたちは往く 科学の進歩も 文化の発展も 関係ないね 前時代的な恋を したいだけ そのために わたしは巣をつくり あなたを捕まえる 超古代の叡智かもね 寡黙なスナイパーは わたしには向いていない 蠱惑のスパイダー 柄でもないけれど もしかしたら 現代的かもね ただ あなたを 捕まえたいだけ
あなたがくれたもの あたたかな風に舞う はかない花びら 一面の黄色に ほころぶ微笑み 分厚いコートを脱いだ リネンのワンピース はじめて手に入れた ティファニーのときめき あなたがくれたもの 忘れ去った記憶の残像 寄せては返す 月下のさざなみ 縮まることのない 彼方の願い 悲しみをたたえた ウツボカヅラ