冬が春に告げるさよなら
別れる間際の 夜は 静かすぎる ほどでした すれちがいも 何もない 夜でした 別れる間際の 朝は 何故か優しい ものでした これまでの 思い出たちを 撫でるような 朝でした 素敵な日々を 受け止めて 終わりにします ここから ずっと
恋の始まりと、恋の終わり。終わらない始まりと、ある始まりの終わり。
それが恋愛詩集です。
恋が叶っても、恋が叶わなくても、それは世界でたったひとつの物語。
恋する気持ちが終わることはありません。
あなたの勇気が、一かけらの今を、切ない恋の詩を彩ります。
別れる間際の 夜は 静かすぎる ほどでした すれちがいも 何もない 夜でした 別れる間際の 朝は 何故か優しい ものでした これまでの 思い出たちを 撫でるような 朝でした 素敵な日々を 受け止めて 終わりにします ここから ずっと
はしゃぎすぎた帰り道 駅のホームで たくさん話した 車内アナウンスは 急行の停車駅 わたしとあなたは 普通列車であと2駅 みんなが降りたあと シンとした車内 それがわたしとあなたの 限られた時間 あと何回 この時間を過ごせるのかな あと何駅で この気持ちは伝わりますか 毎日毎日 2駅分を過ごしては 今日もあなたと 別れるだけ わたしだけが 切ないだけ?
どこかにある わたしの居場所 小春日和のようなら どんなにいいかと 想像していた「いつか」 ようやくわかった わたしの居場所 どこかにある わけじゃなかった 用意されてる わけじゃなかった あなたとつくった 陽だまりの世界 わたし達の 特別な居場所
真っ白なブラウス ゆっくりと袖を通して いつもよりちょっと 長いスカート 髪のシュシュ ブレザーに咲いた花 ちょっと短い道 全部が微笑みで わたしは泣いていた 溢れる涙が 笑顔だった 多分わたしは 涙だった 桜はきっと 微笑んでいた
詩人のように愛して どんな難しい口づけも リルケのように熱っぽく 雨情のように大人びて 蟹座の月が見つからなくて 白い夜なら小さくて 窓の外はお天気 地に足をつけたら 天使の街で会いましょう
夜明け前の ほんの一瞬 その 瞬間が 夜空が一番 暗くなるんだ そんな たわいもない あなたの言葉が 暗闇に 一人で立つ 私の心を 優しく包む 静かに 花びらのように 落ちてくる雪が 冷たい涙に ぬれたほほに あたたかく ふれてとけた
君と生きていく 虹色の涙と喜びの詩まだ聞こえないのは未来が奏でる音 同調する同情は心情を新調し夢を響かせ空に浮かべた 滲むのはロマン深い深い慈愛を望む...
夢を叶える あなた 手を取っていた 二人 離れても そのままでいて ただそれだけ あなたは 空を駆ける あのね あなたがあまりにも まぶしいから わたしは 目を閉じて 公園のブランコの上 夢の終わりを 知ったの
大海原 パノラマビュー この場所はきっと どこにでもつながっている 凪いでいたってつまらない 荒れていたら恐ろしい でも二人なら 潮風のリズムに体を重ねて 楽しいダンスができるわ いつかたどり着ける日まで どうか この手を離さないで
あの人の手の温もりを忘れたい あの人の優しい声を忘れたい そうして自分の傷を 悲しい願望に変えながら あの人のことを 少しずつ忘れていく 涙で結露した心臓を 外の風にさらして とことん乾かして あの人から旅立つために