あなたのシグナルを探して | 恋愛詩集 by cofumi(こふみ)
あなたのシグナルを探して
強い風に吹かれ
頬にかかる髪を手で払う
あなたの姿を探す
悪い癖ね
通りすがる人達が
何故か幸せそうに見える
立ち止まっていても
何も始まらない
信号機は青に変わっても
私の心は黄色の点滅のまま
あなたのシグナルを
今も探してる
毎日が記念日
あなたに出会って
悲しい恋を覚えた
あなたに出会って
恋も星の様に瞬き
消えることを知った
あなたに出会って
人を信じてみようと思った
あなたに出会って
一日が風のように過ぎて
あなたに出会って
毎日が記念日になった
I know
僕だけが知っている
君でいて欲しくて
どんな仕草も
見逃しはしなかった
どんな言葉も
聞き逃すことはなかった
君の癖も 君の夢も
全て言える
こんなに君のこと
知っているのに
空と海くらい距離はできて
二人の終わりに
気付きたくはなかった
涙のふりこ
景色を消すように
激しく降り始めた雨
失うように消えた
できたての恋しずく
少しの雨にさえ
おびえてた恋しずく
心は
時計の秒針も止めて
時間のない世界に佇む
涙のふりこが
静かに揺れている
夜の虹
あなたが
夢を見る時間に
私も眠るの
夢と夢をつなぐ
夜の虹を渡って
あなたの夢の中へ
知らない誰かがいたら
悲しい
あなたも私を
探していて欲しい
手に持った花を
あなたに渡したら
夜の虹をまた戻ります
今夜も
Journey in to Chapter II
第2章へ続く
Chapter II
一つの光景
夏が終わる前に
悲しみに滲む心に
あなたが落とした言葉が
彩り始める
恋に変わってゆく想い
臆病な私のつま先は
あなたの側に行けないまま
深いため息が溢れ
空に浮かんだ雲一つ
夏が終わる前に
届けたいこの想い
真珠のアンクレット
素足にかかる波
アンクレットは濡れて
去年の誕生日
目覚めたら真珠が一粒
足首に揺れていた
波間に想い出を
編み込みながら
アンクレットを
かばいながら
恋の終わり方が分からない
何かを捨てるのもいいのかな
泣きながらちぎって
一番遠くの雲目がけ
アナタ サヨナラ
これでいいの これで
あなたと出逢ったわけ
あなたと出逢って
恋をし続けて
あなたと出逢って
小さな傷が増えて
あなたに出逢ってから
憂鬱な雨さえ好きになって
あなたに出逢ってから
明日が待ち遠しくて
一人の時間に
あなたへの想いを置くようになった
あなたと出逢ったわけは
『愛している』と伝えるため
hide-and-seek
ずっと見かけないだけ
ふっと何処かに出かけただけ
ずっと何かを探してるんだね
きっと僕の元に戻って来る
ずっと待ち続ける事くらい
僕には簡単な事
これはゲームだから
きっと海が見える街で
僕宛の便りを書いている
小さなサプライズ
見つからない
見つけられない
君を
迷い道
私じゃない風が
あなたの肩を撫でて
そのまま言葉を絡めながら
消えてしまった
両手で顔を覆いながら
行かないでと心の限り叫ぶ
つぐんだ口は
小さなプライドだった
あなたから
はぐれてしまっただけ
迷い込んだ迷い道
辿り着くまで
あと どれくらい?
fin d’un début
ある始まりの終わり
- 掲載されている作品の著作権は cofumi(こふみ) 様に帰属します。
あなたも恋愛詩を投稿してみませんか?
- 選出された恋愛詩に500円のAmazonギフト券をプレゼント
- 当サイトにて掲載(著作権はご投稿者様に帰属します)
- 回数・その他の基準に従い、年に1回、ステージごとに賞金を付与
- 「たましいのこと」を見つけた方に、3段階の賞金を付与