こんなにも小さな希望
川に続く道を あてもなく歩いた あなたが失くした 大切なキーホルダーを探して 見つけられたら きっと喜んでくれる 胸を弾ませて あてもなく歩いた 誰そ彼時は もうそこまで来ている あきらめることも 引き返すこともできない このまま夕に 身を任せることしかできない
川に続く道を あてもなく歩いた あなたが失くした 大切なキーホルダーを探して 見つけられたら きっと喜んでくれる 胸を弾ませて あてもなく歩いた 誰そ彼時は もうそこまで来ている あきらめることも 引き返すこともできない このまま夕に 身を任せることしかできない
わたしと似ていた横顔 困惑する共通点の数 君のガールフレンド ラブソングを歌うだけじゃ 伝わらないかも 怯えなくていいよ 願いごとを叫んでいいよ 誰でもない わたしを成長させる 彼と彼女が抱えた恋
あなたと 一緒になった帰り路 横断歩道の真ん中 シャツの袖口 そっとつかんで 「もう少し一緒にいたい」 何を言っているのだろう 心臓が破裂しそうで 一瞬がこんなにも長く感じるなんて あなたはやさしく微笑む 「また明日」 横断歩道を渡っていく 背中を見送った 横断歩道から横断歩道までの たった100メートル それがここにある わたしのすべて
朝日のまぶしさと 電車に揺らされて 心惑わされた あの人は 一つ前の駅で降りてゆく 扉が開く時 気のせいかもしれないけれど 微笑みが見えて どこか この世にない場所へ 去って行ってしまうような 怖さが胸に込み上げる 気のせいかもしれないけれど 心音と 車輪の音が重なって
初恋は真冬の花火 偏西風は海に向かって 凛とした空気の中 あなたの心の輝きが 雪の結晶みたいで わたしのすべてを 奪い去ってしまった
わたしの 恋は ターコイズ なのか ありふれたもの だとしても 空のように 美しくありたい たとえ 宝石箱に おさまらない 代物でも 身に着けておくよ ダイヤモンドは きっと いらない
いまい まり(Mari)さまの恋愛詩には、どこか悲しくて、でもやさしい…そんな気持ちがあふれています♡失恋や片想い、切ない告白…ぜひみなさまも いまい まり(Mari)さまの恋愛詩集を読んで、たくさんの気持ちを感じてみてくださいね♡
あたりまえに 忘れてしまう わたしたちは この美しく怖い世界で 恋している最中 すべての終始は どうしようもなく現実 色褪せない空の下 なんどでも なんどでも 目が開くような 恋に落ちていく
焦げた夕日を 前に立ちつくすと まだ時々いとしくなる ふと時々さみしくなる 訳もなく胸が騒ぐのは お祭り前の静けさに どこか気配が似ているせい なにかが欠けると なにかを招く予感 今度あなたに会うときには 美しく感じるままに 過ごせそう
ときめき 僕があなたにときめいたのは 小さい小さいお花の様な可愛い可愛いその笑顔いっぱいいっぱい降り注いでくれたから あなたと結ばれるかは分からない ...