息ができないほどの好き
めぐりあい
彼のやさしさに
ふれた
わたしの心に
一輪の花が
咲いた
彼のやさしさに
ふれた
わたしの心に
光がさした
彼のやさしさに
ふれるたび
わたしの心に
花が咲いていく
美しく
切なく
咲いた花は
彼の言葉に時々
揺れているんだ
ただの友達
彼の言葉に
うなずき
彼の言葉に
微笑んだ
あたたかな時間
まだ続け
まだ続け
彼の言葉に
こころを癒し
彼の言葉に
幸せを感じる
一緒にいる時間
まだ続け
まだ続け
うれしくて
たまらないの
ただの友達
いいの
今はそれでも
楽しくて仕方ないの
おまじない
彼のそばにいたくて
青く透き通る空に
願いよ届けと
手を伸ばした
彼のそばにいたくて
二人が並んだ
集合写真に
願いよ届けと
秘密の言葉
きっと導いてくれる
彼のとなりに
彼のそばに
導いてくれますように
「信じる」
決してできないわけじゃない
私だけに
にぎわう雑踏
はずむ音楽
心おどらせ
はしゃぐ彼を
初めて目にした
あたたかな日差し
甘く漂う香り
笑顔あふれ
はしゃぐ彼に
また恋をした
「楽しかったね」
私だけに
向けられてる言葉だったら
最高なのにな
イヤフォン
渡された
小さなカケラ
あたたかな音を
私の左耳に
届けてくれた
もう片方の
小さなカケラ
あたたかい音は
彼の耳にも
響き渡る
「この曲好きなんだ」
片耳から聞こえる
彼の声
心が痺れて
あたたかな音が
少しずつ
少しずつ
小さくなっていく気がした
Journey in to Chapter II
第2章へ続く
Chapter II
一つの光景
背伸び
さくら色のリップ
ゆるく巻かれた髪
ほんの少しは
きれいに見えるかな
さくら色のチーク
ゆれる髪の隙間にハート
ほんの少しは
おとなに見えるかな
彼に向けた
秘密のサイン
気づいてほしい
だけど
少し自分がちっぽけに
感じるのは
なぜだろう
ハニー
差し込んだ光が
彼を照らす
長いまつ毛
大きな瞳
わかってる
視線の行き先
わかってる
愛おしそうな瞳
甘い彼女に
惹かれているのね
彼女を見つめる瞳
悔しいけど
とても素敵
甘い彼女に
惹かれているのね
既読
わたしの手の中
小さな箱は
黙ったまま
きっと忙しいんだろう
わたしの手の中
小さな箱は
暗いまま
きっと眠って
しまったのだろう
小さな箱は
重くて
冷たくて
彼との距離が
いつもより遠く感じる
小さな箱の
合図が聴きたくて
暁の空に押し上げた
春風
キラキラした笑い声
甘い二人の会話
冷たい風が
ピンク色になって
私を通り過ぎる
小春日和が
私を包み
切なさだけを
胸に残して
通り過ぎていく
キラキラした笑い声
今はもう触れられないもの
ラブレター
好きの気持ち
心の中を巡って
息ができないの
好きの気持ち
心の中から溢れでて
あなたに
気づかれてしまう前に
言葉にしよう
好きの気持ち
あなたに
まっすぐ
伝えよう
fin d’un début
ある始まりの終わり