おわって、そして、はじまって

hana

ままごと

出典: unsplash.com

誓いの言葉は


ドゥオモで沈む夕日を眺めながら


アビーロードは興味ないけど


仕方ないから一緒に渡ってあげる


スペイン広場では


ジェラートをごちそうしてね


オンフルールとエズは揉めたけど


どっちもなんて「らしい」答え


最期は2人手をつないで


ラップランドのオーロラの下で

願掛け

出典: unsplash.com

待ち人は


いつになってもやってこない


ラッキーカラーだって


毎日身につけた


大好きなカヌレを断って


クラフティも我慢した


鬱陶しいと思いながら


髪も切らないでいたのに


どうして?


神様はきっと


ここにはいない

大っ嫌い

出典: unsplash.com

ちょっと鼻にかかる声も


右足の小さな爪も


お気に入りだったのに


ビートルズにニルヴァーナ


ジミヘンだって


好きになったのに


もう耳にしたくない


駅前のカフェも


駒沢公園も


赤のビートルも


朝焼けも

不意打ち

出典: unsplash.com

街路樹が囁いた


早く忘れなよ


猫が鳴いた


ご愁傷様


風が吠えた


アレもコレも運命さ


魔女がそっと包んだ


濡れた体を早くお拭きよ


つま先の冷たさに目を落とせば


おろしたての


赤のレペットが台無しだ

コラージュ

出典: unsplash.com

あなたの欠片が


消えないように


都合のいいことばかり


思い出しては貼り付けて


もっと沢山あるはずなのに


指の隙間から逃げるように


こぼれ落ちる


セピア色にならないように


あなたの欠片を


かき集めて


鮮やかに色付けて

どんなに願っても
やがて訪れて
望んでなんかいないのに
出会ってしまう
いつか
すべてが過ぎ去ってしまうとしても
重ねた記憶は
きっとあたたかな何かを与えてくれる

Journey in to Chapter II
第2章へ続く

Chapter II
一つの光景

たからもの

出典: unsplash.com

落ちるものだって


誰かが言ってた


ホントだった


でもカミナリじゃなかった


グレーのなかに


まっさらな白がポトリ


と落ちて


じわじわと広がり


気が付いたら落ちてた


世界はどこまでも


広がったのに


目に入るのはあなただけ


大切なたからものは


まだ私だけの秘密

初心にかえる

出典: snapmart.jp

同級生の伝道師によると


すぐにOKするのは


愚の骨頂


じゃあいつまで待てばいいの?


そっけない素振りも


少しは必要


すり寄ったりしたら


離れるらしい


今すぐにでも会いたいのに…


何度繰り返したって


はじめるのはやっぱりムズカシイ

初デート

出典: unsplash.com

あたたかな風が


頬をくすぐって


見上げれば


透き通るアトランティコ


ほのかに香るのは


たぶんダフネ


軒先では


猫がのんびりまどろんで


赤のシグナルも


今日は機嫌がいい


あなたとのはじめては


やっぱり特別

愛というものは

出典: snapmart.jp

息をするのも苦しくて


干上がった魚のように


みっともなくもがいてみる


私を見て笑ってる


あなたはヒドイ人


こんなにも苦しいのに


うれしそうに笑ってる


冷たい水に溺れても


身体は熱を帯びるばかりで


楽になりたくて顔を上げても


あなたは離してくれそうにない


どうすればいい?


あなたの側は心地よくて


酷く苦しいの

もっと欲しい

出典: unsplash.com

言葉だけじゃ 物足りない


熱を帯びた指先が触れても


それじゃない


時間をかけても満たされない


隣りにいるだけじゃ届かない


溶け合って 絡まって


解けて もつれて


やっぱり足りない


満たされているはずなのに


もっともっと


もっと欲しい

fin d’un début
ある始まりの終わり

一かけらの今

68,213 views

あなたに告白するのは きっと 恋の終わり あなたをあきらめることは きっと 恋の始まり 思い出だけ それでいいの いつかは今が コワくなるから

プロフィール

pick up

relation

about

うれしいって本当は、悲しくてつらいこと

かなしいって本当は、やさしくてあたたかい

小さなバラの雨が、今日も明日も降って

心は涙になる
about

new