1000秒よりも遠い恋
夢のようなもの
かわいいことかもね
ちょっとくらい
他人をうらやましがっても
やさしく撫でるだけだから
かわいいコって思われて
忘れ去られてしまうの
そして愛は誰かの胸で
消えゆく夢のようなもの
白いレース
あなたの頬は
苦く切なく
ロマンスは
果てしなく続く
お気に入りの
白いレースのブラウス
いつか目が覚めて
忘れてしまうこと
わかってはいたけれど
青い星をあつめて
夜空に光る青い星
両手いっぱいあつめて
あなたの夢を見たけれど
目が覚めたら
あなたは遠く
消えてゆき
今は、もう
はなればなれの2人
未来のこと
とっくに忘れたはずなのに
ふと心をよぎるのはなぜ
あなたの笑顔
あなたの仕草
あなたの言葉
あなたの哀しい過去のこと
すべて
あなたはわたしを
モン・サン・ミシェル
たくさんの思いが
モン・サン・ミシェル
通り過ぎていく
モン・サン・ミシェル
あなたは
モン・サン・ミシェル
わたしを
モン・サン・ミシェル
いつまで愛してくれるでしょうか
Journey in to Chapter II
第2章へ続く
Chapter II
一つの光景
太陽を見たくて
きっと、きっと、きっと
太陽を見たくて
わたしは、わたしは、わたしは
あなたに会いに出かけたの
未来のことなんて
ずっと何もわからない
言葉にできない思いを
花のように、水のように、風のように
ただ、胸に、抱いて
吐息
あなたの背中に頬をあてて
太陽のことを知ったの
これほどに
あなたが必要だったなんて
知らなかったわ
冷たくて
生意気なジョーク
吐息の花びら散りゆく季節
かけがえのない1秒なのに
1000秒よりも遠い恋
プレゼント
わたしの恋人
やさしくてあたたかい
わたしの恋人
目を閉じて
プレゼントをあげる
抱きしめられた思い出に
キスしてくれた切なさに
どれだけあなたが大切か
きっと誰も知らない
見えないもの
後悔なら
宵闇にまぎれて
希望なら
美しい星に降る
見えないものは
たくさんあるけれど
見えないものは
儚く弱く
地上の夜
幾千の星が降る
あなたの口づけに
幾千の星が降る
夢も希望も
地上の夜に任せましょう
あなたとわたしは
ひとつの言葉
その言葉を照らす
月だけが輝く
fin d’un début
ある始まりの終わり