はじまり | 恋愛詩集 by cofumi(こふみ)
cofumi(こふみ)さまの恋愛詩が「彼と彼女のソネット」に30回掲載されました♡cofumi(こふみ)さまの恋の詩には、切なさと希望が流れています。ぜひcofumi(こふみ)さまの恋の詩に触れて、それぞれの思いを重ねていただければと思います!
change of mind
自分の心が
いつの間にか
君の言葉に頷き始める
何度目の好きなら
受け止めてくれるの?
そう言って
うつむく君
違う恋を
求めていたのに
今は、君をこの胸に
受け止めたいと思った
心の深み
欲しいのは春の風
きっと前を向ける
俯いたままじゃ
あなたの背中に
さよならができない
欲しいのは春の香り
何度も深呼吸をして
緩やかな坂を駆け上がる
夕陽の近くに
幸せは佇むから
深まる別れを
受け入れられない
心の深さは
何処まで
believe
結んだはずの糸を
ほどきながら
君はまたねと
手を振る
別れを見た後ろ姿に
星を覆いつくすほどの
幾千ものこの想いが
こぼれ出す
掛け出しそうな心は
君の背中が小さくなるまで
オリオン座を探す
地球が丸いなら
いつか君と会えるはず
いつまでも
信じたい愛もある
また恋をする
冬に夏のマフラーを巻く
あなたと過ごした日々を
ココナツの香りが連れて来る
真っ直ぐな思いは
あなたを困らせただけ
冬の海は
あの時の私の心のように
白波を立てながら
寄せては返す
少しだけ大人になりました
また恋をしたいと思います
Graduation
春が過ぎ、夏が過ぎ
秋が来ても
あなたを卒業する事は
できなくて
凍える体を
あなたへの想いで
あたためている冬
あなたの声は
まだ遠ざかることなく
心の奥に
片手にさえ余る
思い出が
ただ愛しくて
いつかあなたを
卒業するその日まで
Journey in to Chapter II
第2章へ続く
Chapter II
一つの光景
The end
最後に言いたかった言葉を
綺麗に縫い合わせる
恋文には足りない
ひとりごと
明日の朝
あなたと目覚めたかった
いつも思いは
過去形
小さな勇気は
飲みかけの紅茶に溶ける
思い出にするには
早すぎて
思い出にしないと
つらすぎる
Ruby
腕を伸ばせば
届くのに
立ち止まれば
始まるのに
もう苦しみとは
さよならしたくて
好きになればなるほど
別れの痛みはきっと深い
風が耳をかすめて
ルビーのピアスが揺れて
小さな勇気が咲いた
「あなたが 好きです」
パズル
僕たちは
未熟だから出会ったんだ
お互いに必要なことを
おぎない合うために
誰もが探しているんだ
一つ一つ確かめるように
さよならは
嫌いになったからじゃない
探してるピースが
なくなったから
また歩きだそうよ
君のピースに合うように
僕は冒険にでる
悲しみよ遠くへ
悲しみを遠くに
喜びを隣に
チェックの膝掛けは
思い出を旅する時の
魔法の絨毯
多くはない恋は
ティーカップの深さ
交わした言葉は
溶けない角砂糖
かき混ぜる事はできない
残ってしまった
カケラは見えないけど
もっと遠くへ
悲しみを遠くへ
悲しみよ遠くへ
はじまり
たとえ 明日の約束が
西陽に焼かれても
たとえ 普通の幸福が
波間に消えても
たとえ あなたが
心の傷を深くしても
たとえ あなたが
私の手を離しても
しがみついていたいの
本当の恋がわかりかけたから
fin d’un début
ある始まりの終わり
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