無口な恋とシンパシー
焦げた夕日を 前に立ちつくすと まだ時々いとしくなる ふと時々さみしくなる 訳もなく胸が騒ぐのは お祭り前の静けさに どこか気配が似ているせい なにかが欠けると なにかを招く予感 今度あなたに会うときには 美しく感じるままに 過ごせそう
恋の始まりと、恋の終わり。終わらない始まりと、ある始まりの終わり。
それが恋愛詩集です。
恋が叶っても、恋が叶わなくても、それは世界でたったひとつの物語。
恋する気持ちが終わることはありません。
あなたの勇気が、一かけらの今を、切ない恋の詩を彩ります。
焦げた夕日を 前に立ちつくすと まだ時々いとしくなる ふと時々さみしくなる 訳もなく胸が騒ぐのは お祭り前の静けさに どこか気配が似ているせい なにかが欠けると なにかを招く予感 今度あなたに会うときには 美しく感じるままに 過ごせそう
川に続く道を あてもなく歩いた あなたが失くした 大切なキーホルダーを探して 見つけられたら きっと喜んでくれる 胸を弾ませて あてもなく歩いた 誰そ彼時は もうそこまで来ている あきらめることも 引き返すこともできない このまま夕に 身を任せることしかできない
この恋が終わるなら きっとあなたが さよならと言った 風の強い夕方よりも わたしの紡いだ 愛の言葉が 夜のしじまに 散りゆく運命
どれだけ手を伸ばしたら あなたに届くの しなやかで力強い腕も 擦りむいた膝も 包み込むような声も 遠くを見るまなざしに 吹き飛ばされる ほんの一瞬 もたれかかる感情 気づかぬフリが 上手になったよ どれだけ手を伸ばしても つかめない光
ただ嬉しくて 涙が流れた あなたが私を忘れて 生きていると知ったとき 私は今、ここにいるよ あの日のあなたを胸に抱いて あなたに2度と会えないのは 幸せなことなんだと思う わたしに2度と会えないことが あなたにとって幸せなことだとしたら 楽しい思い出をありがとう 100年たってもあなたを 好きな自分でありますように
さようなら 別れの言葉を 云えるのは 幸せなことだって わかったつもりでいたけれど このまま さようなら 本当に幸せかなんて わからないままなんだ ていねいに ていねいに包まれた わたしの想いは 綺麗な形を遺したまま あなたには 届けない 届けてやるもんか
雪が熔け 誰も彼も 一目散に コートを脱ぎ 駆け出していく 上を向けば ピンクの冠 足元に フリージア また今年も 心を刺すの 小春日和 私はあといくつ ため息を つくのでしょう あなたにはもう 私は 必要ないというのに
Mint ミントグリーンのシャツ 袖に含んだ空気 春の風が奏でる 対角線上の席 君の襟元が曲がってるとか寝グセが直ってないとか 遠目にも気づいてしまう...
別れる間際の 夜は 静かすぎる ほどでした すれちがいも 何もない 夜でした 別れる間際の 朝は 何故か優しい ものでした これまでの 思い出たちを 撫でるような 朝でした 素敵な日々を 受け止めて 終わりにします ここから ずっと
不毛なことは 終わりにしよう 真面目に考えても 答えが出ないなら 意味は無し わたしたちには時間がない 楽しく笑ってふざけて 転ぶのが唯一の正解 うっとうしい雨雲を 鋭く切り裂いて イメージの虹に向かって ダイブした