冬が春に告げるさよなら
別れる間際の 夜は 静かすぎる ほどでした すれちがいも 何もない 夜でした 別れる間際の 朝は 何故か優しい ものでした これまでの 思い出たちを 撫でるような 朝でした 素敵な日々を 受け止めて 終わりにします ここから ずっと
別れる間際の 夜は 静かすぎる ほどでした すれちがいも 何もない 夜でした 別れる間際の 朝は 何故か優しい ものでした これまでの 思い出たちを 撫でるような 朝でした 素敵な日々を 受け止めて 終わりにします ここから ずっと
心の果てに雨が降る 恋に震えるカナリアは 迷子になって泣くでしょう いえいえそれは蜃気楼 象牙の涙は十月十夜 あのひと気づいているかしら わたしの心は気まぐれで 四も五もいらず 散りゆくことを
春隣の頃に 君の名前を初めて呼んだ あの喫茶店の前で 桜色の風が吹く そういえば花には音がない 揺れ方やその香り クスクス笑っているみたいだ そんなことを思うたび 早く君の元に駆けていきたくなる ちゃんと私が見た世界を 伝えられるように 何度も言葉を推敲するのに 君の笑顔の前では 無敵にも無力にもなれる
泡のように 浮かんでは はじける日々 あの頃は あなたに会って あなたと話して 一緒にいることが 普通だったのに 少しでもいい 少しでもいいから 声を聴かせて あなたの頬に触れたい 流れるように 終わる毎日 いつもあなただけを 想っている
賑やかな運動場 帰り道に公園 最寄駅のコンビニ ありきたりな風景に あなたをみつけた事 きっとずっと覚えてる 大人になって 過ぎ去った時間 アルバムにしまっても わたしの心は憶えてる
いないと探してしまうから できるだけ側に居たいの 側に居るとつらいから 目をそらしてしまう 見ないでいるから 見つけてしまう 今日あなたは 昨日と違う
慈しむように時を重ねても 近づく瞬間を 遠ざけることはできない 積み重なる悲しみと不安に これ以上は抱えられないと 目を背け続けたわたし 痛みを伴う争いを いつも無意識に避けてきた君 泣くのはいつだってできる 待ち受ける痛みや苦しさは 何をどうしても軽くなんてできない だから 未来の話をしようよ その先に光を見出そうよ 再び交差できると希望を抱こうよ 二度と運命は重ならなくても 君とわたし 過ごした日々は正しかったと 確かに言えるように “今”に押しつぶされないように 未来の話をしようよ
映画館 ラメ入りの空 ほんの少し距離があるまま きみと歩いた夜 遠くに街の声 とあるワンシーンみたいな ふたりぽっち なのにどうして 悲しい気持ちなの? 世界から放り出されて 果ての淵に立つ わたしだけは ひとりぽっち
星が 眠り始めるころ わたしは おぼろげな夢を見る もうすぐ迫る 暁紅は 鋭い光で まぶたを叩くだろう だけどもう少しだけ 待っていて 今はまだ あの人との思い出が 残っているから たとえそれが 朝には消える 運命だとしても
憂鬱な雨 今の私にはちょうどいい 憂鬱な雨 外の世界も泣いているんだ 彼は傘を持って 出かけただろうか どこかで濡れてないだろうか 連絡すればいいのに 勇気のでない 臆病な私 憂鬱な雨 彼は私のこと 気にしてくれてるのだろうか