エール|恋愛詩集 by 桜月🌸outuki
モロハノツルギ
何も言わないから
何も聞かないけど
あなたの心が疲れてるのは
なんとなく分かる
甘えてくるのは
抱きしめて欲しいから
声を聞きたがるのは
寂しくて仕方ないから
だから優しく抱きしめて
大丈夫だよと何度も囁く
だけど私の声は
あなたにとって特別だから
安らぎを与えるけれど
理性を失わせる
愛のカタチ
お互いの幸せを考えた時
二人が一緒にいるべきじゃないと
何度思ったことだろう
その度に離れる事を試みては
離れられない事を思い知る
一番落ち着く場所がどこなのか
心はよく知っていたから
それでも相手の幸せを願って
全ての繋がりを無に返した
もう戻らないと
二人で決めた愛のカタチ
涙の理由
仕事に追われ
疲れて眠るあなた
孤独を抱え
絶望と失意の底を歩き
怖くて震えているのに
そんな素振りも見せず
優しく穏やかに微笑んで
私を気遣ってくれる
冷めてしまった情熱を
寂しそうに眺めてるのに
君がいればそれでいいかなと
呟くあなたが愛しくて
涙が溢れ落ちた
ギフト
時間というものは
留まることを知らない
どんなに覚えていたくても
忘れたくなくても
あなたに惹かれた声を
大好きだった声を
私の記憶から奪い去る
心がふっと軽くなったのは
あなたが心から消えた合図
過去に囚われる事なく
前に進めるようにと
残酷なようで優しい
時間から私への贈り物
伝えたいのは
言いたいことを
言えないまま
今日も一日が終わる
心の中で何度も
リハーサルしてたのに
いざとなると声がでなくて
タイミングを逃す
どうにか察してもらおうと
遠回りに表現してみるけれど
結局なにも伝わらず
勇気のない自分にがっかりする
あなたが好き
その一言だけなのに
Journey in to Chapter II
第2章へ続く
Chapter II
一つの光景
エール
元気にしてますか?
私は写真を撮るようになって
充実した日々を送っています
人生は楽しんだ者勝ち
やりたい事をやってますか?
あなたらしく笑顔でいて欲しいから
我慢しないで楽しんでね
いつでも応援してる
あなたへと思いを馳せながら
届くことの無いエールを
電子の波にそっと放つ
素直になれなくて
素直になれなくて
意地を張った
ごめんねと言えなくて
大好きなあなたの手を
離してしまいそうになった
嫌いじゃないのに一時的な感情で
どうでもいいやと
投げやりになる悪い癖
そんな私の心を見透かして
分かってるからもういいよと
あなたは許してくれた
あなたでよかったと涙が溢れた
ごめんね
零れる涙
眠れないまま夜が明ける
約束をしたわけじゃない
勝手に私が待っていただけ
あなたに逢いたくて
声が聞きたくて
だけど言えなくて……
こんなにも好きで
好きで……好きで……涙が零れる
特別だから
何度も頑張ってみたけれど
友達には戻れなかった
好きを通り越した気持ちが
二人の中に芽生えていたから
特別な存在になってしまったら
もうどうしようもなくて
嫌いじゃないけれど
お互いの幸せの為に離れた
あなたを受け入れた時に
覚悟していた別れ
楽しかった時間は心の中に
笑顔の連鎖
何も話さなくても
そばにいるだけで安心する
何も言わなくても
大切にされてるのが分かる
今もその先の将来も考えて
行動するあなたを尊敬してる
私は何も出来ないけど
今日もあなたのそばで
幸せだよとニコニコしてる
私の笑顔があなたの笑顔に繋がると
知っているから
fin d’un début
ある始まりの終わり
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